過去を凌駕し
現在、そして
未来へとつなぐ
スイス・ジュウ渓谷にオープンしたオーデマ ピゲの新しいミュージアム「ミュゼ アトリエ」。その記念モデルとなる限定500本の新作「リマスター01 オーデマ ピゲ クロノグラフ」は、1943年に製作されたクロノグラフ搭載の腕時計を再解釈したモデルだ。ヴィンテージウォッチの復刻を長らく手がけてこなかったオーデマ ピゲが、なぜこのような時計に取り組むことになったのか。
「オーデマ ピゲはミュージアムと同じように、過去の時計師と現代の時計師とをつなぐ時計プロジェクトを立ち上げたいと考えました。今なお続くオーデマ ピゲの持つストーリーや独立性、私たちの本質を表すようなプロジェクトです。つまりこのモデルは、単なるヴィンテージモデルの再現ではありません。デザインや外装を活かしながら、現代の人々が時計を楽しめるよう、2020年に合わせてアップデートしているのです」
単なる昔のモデルの復興ではなく、過去の創作を現代的にリマスターしたモデルであるそう語るマイケルさんに共鳴しつつ、実にオーデマ ピゲらしい時計だと広田さんは首を縦に振る。
