2人の若き時計技師が創業
4世代続く、家族経営の秘密
今や高級腕時計メーカーとして名を馳せるオーデマ ピゲ。創業は1875年で、スイスのジュウ渓谷で誕生した。2人の若き時計技師、ジュール=ルイ・オーデマとエドワール=オーギュスト・ピゲが「もっといい時計をつくりたい」という熱い想いのもとオーデマ ピゲを興し、創業一族が途絶えることなく、4世代に渡って経営に携わっている。
そもそも家族経営であることのメリットとは何か。エピソード1では、第2次世界大戦中、時計が全く売れなかった時代の逸話を交えて広田氏が詳しく解説する。

今回の「時計のはなし 2021 EPISODE 1」では、オーデマ ピゲの歴史と“3つの柱”といわれている腕時計について紐解いていく。前半では、1875年の創業から現在に至るまで、ラグジュアリースポーツウォッチの走りとなった「ロイヤル オーク」をはじめとしたオーデマ ピゲの腕時計の魅力について広田氏が解説。後半では、オーデマ ピゲのグローバルCEO、フランソワ-アンリ・ベナミアスからビデオメッセージが届き、オーデマ ピゲの腕時計の生産本数が限られている理由などについて語る。またオーデマ ピゲの創業地であるル・ブラッシュに2020年に誕生したミュージアム「ミュゼ アトリエ」も案内。その名の通り、博物館と工房が一体となった最新スポットの魅力を紹介する。